令和4年4月26日、岡垣町を含む北九州都市圏域18市町が、環境省から「脱炭素先行地域」に選定されました。
「脱炭素先行地域」とは
脱炭素先行地域とは、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、地域の再生可能エネルギーを最大限に活用して、2030年までに民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現し、運輸部門その他の温室効果ガス排出削減についても、国の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域です。
2021年6月に国・地方脱炭素実現会議で決定された「地域脱炭素ロードマップ」や、同年10月に決定された「地球温暖化対策計画」では、2025年度までに脱炭素先行地域を全国で少なくとも100か所、選定することが予定されています。
2022年1月から2月にかけて行われた第1回の公募では、全国79件の計画提案のうち、北九州都市圏域の提案を含む26地域が選定されています。
北九州都市圏域(18市町)の提案の概要
北九州都市圏域18市町で連携を図り、公共施設群と北九州エコタウンのリサイクル企業群において、第三者所有方式を活用して太陽光パネルと蓄電池を導入することで、最速かつ最大の再生可能エネルギー導入モデルの構築を目指します。第三者所有モデルを中小企業へ戦略的に展開することで、産業の競争力の強化に繋げます。
あわせて、風力発電や水素等の脱炭素エネルギーの拠点化に取り組むとともに、脱炭素に向けたまちづくりや環境国際ビジネスの取り組みを一体的に推進し、都市の魅力向上にも繋げていきます。