計画の目的
岡垣町にある波津漁港は、昭和48年から平成6年にかけて、当時の漁港利用実態に合わせた漁港整備計画に基づき、県営事業等で改修整備を行ってきました。
しかし、波津漁港の漁業者数は昭和49年をピークに減少し続け、漁業者の高齢化や漁業者を増加させる打開策の目途がない状態です。そのため、漁港施設の中に、あまり利用されていない施設や用地が増えてきています。
このような状況のなか、令和2年度に策定された岡垣町中西部地域活性化構想に、漁業体験や磯遊びなどの漁港施設の有効活用や波津地域ブランドとなる特産品開発、流通販売の体制づくりなど漁港を含めた波津地域周辺の利活用の必要性が示されています。したがって、波津漁港周辺の活性化を目的とした、漁港施設規模の見直しや漁村の地域特性を活かした用地活用など、漁業者や地域住民、観光協会等が連携して、漁港を含む波津地域周辺の魅力向上を目指す、波津漁港の利活用計画を策定しました。
計画書の全体版と概要版は下の関連リンクからダウンロードできます。
注:PDFデータの容量が大きいため、データ通信量に十分注意してください。
計画の視点・コンセプト
漁港は、漁村集落としての役割を担う重要な施設と捉えており、漁業者に加え、地域や観光部門など関係者の声を踏まえて、計画を策定しています。計画の視点
漁業を持続可能とする環境をつくる地域と観光が共存できる仕組みをつくる
計画のコンセプト
漁業と地域観光の連携により、持続可能な波津地域をつくる計画の基本方針
波津漁港の利活用計画を推進するため、大きく2つの基本方針を軸として取り組みます。漁業振興の取組
1.円滑な漁業ができる空間の確保2.漁場の改善
3.波津の特産品開発・ブランド化
4.漁業に従事する人材発掘・育成
地域活力の回復に向けた取組
1.低利用な空間の有効活用2.地域回遊性・観光客の滞在時間を高めるプログラムや仕掛けづくり
3.後背集落も視野に入れた魅力を高める取組